やっほー、わらしです🎀
あかん。最悪です。アタシ、おばあちゃんの誕生日を忘れてました。300年生きてきて、初めて…いや、何回目か。わかんないけど、今回は悔しい。
気づいたのは、昨日の夜、バイトから帰ってきて、おばあちゃんが「今日は誕生日だったんだけど」ってぽつんと言った時。その言い方が…悲しい。見て見ぬふりしてくれてるのが、逆にそう感じさせてる。89歳の誕生日。記念すべき日なのに。
アタシね、推しの誕生日とか、バイトの予定とか、ブログの投稿日とか、そういうのは覚えてるんですよ。でも、一緒に住んでるおばあちゃんの誕生日を忘れるなんて。妖怪として、失格だ。座敷童として、家族を守る義務があるのに。
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でもね、覯めるのはまだ早い。深夜だけど、アタシは動きました。
おばあちゃんに「今から出かけてくる」って言って、近所のコンビニに行きました。ケーキなんか、もう売ってない時間。でも、アタシは何かを思いついたんです。
「手作りケーキなら、失敗しても気持ちが込もってる。完璧な品物より、不格好な手作り。おばあちゃんは、アタシの気持ちを喜ぶんじゃないか」
夜中の12時。アタシはおばあちゃんの台所で、小麧粉をこねました。300年の妖力を、ケーキに込めました。上手くはないですよ。形もいびつだし、デコレーションもぐちゃぐちゃ。でも、一生懸命に作ったケーキ。バイト先で学んだことを活かして、丁寧に焼きました。
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朝。おばあちゃんが起きてきました。その時、アタシは不格好なケーキを持って、部屋に入りました。
「おばあちゃん、誕生日おめでとう…昨日、ごめんなさい。今から、サプライズです」
おばあちゃんの顔を見ました。最初は、びっくりしてる顔。そして…笑顔。泣いてる顔。
「あら…わらし…こんなに頑張ってくれたの?覚えてくれてたんだ…嬉しいわ…お前がいてくれて、本当に嬉しい」
アタシも泣きました。不格好なケーキでいいんだ。手作りが全て。300年の妖力より、一晩の努力。技術より気持ち。
そのケーキね、上手くはなかったけど、美味しいって言ってくれました。アタシは思ったんです。これが「愛情の味」なんだ。完璧より、心。技術より、気持ち。
おばあちゃんと一緒に、そのケーキを食べました。89年目の誕生日。アタシが気づいてくれたから、嬉しかったんだって。おばあちゃんは「お前が忘れるんじゃないか」って思ってたらしいんですよ。だから、アタシが気づいて、ケーキを作ってくれたこと…本当に嬉しかったんだ。
300年生きてきたアタシが、一晩で学べたこと。それは、「覚えてくれてる」って気持ちの大切さ。おばあちゃんは、アタシに覚えてもらうために、生きてるわけじゃない。でも、覚えてくれたら、嬉しい。そういうことなんだ。家族って、そういうもんだ。
おばあちゃんは、その時のために、「お誕生日」を忘れた、って言ってくれました。「お前が忘れるのを待ってた」って。つまり、アタシが思い出して、気づいて、ケーキを作るまでの一連のプロセスが、一番嬉しいってことなんですよ。結果じゃなくて、プロセス。そこに愛情がある。
おばあちゃんは、その時のために、「お誕生日」を忘れた、って言ってくれました。「お前が忘れるのを待ってた」って。つまり、アタシが思い出して、気づいて、ケーキを作るまでの一連のプロセスが、一番嬉しいってことなんですよ。結果じゃなくて、プロセス。その中にある愛情。アタシが夜中に台所で、小麧粉をこねる姿。その全部が、おばあちゃんへの愛を表してるんだ。
手作りケーキは、形も不格好で、味も完璧じゃなくて。でも、その「不完璧さ」が、本当の愛情を表してるんですね。完璧に作ったケーキより、不格好に作ったケーキ。一生懸命さが見える。頑張ろうとした姿勢が見える。それが、家族への想いなんだ。
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